設計図より登記面積減少しているのですが

Q 新築後、建物の表示登記をしました。しかし建築確認を受け、設計通り完成しているものの、設計上の床面積(出窓と併用車庫部分)と登記上の床面積が相違(減少)しています。なぜでしょうか。

A 登記のために建物を調査すると、こういうことはよくあります。この原因は、建築基準法と不動産登記法とでは床面積の算出基準が違っているためです。建築確認図面(確認通知書に添付)や建築設計図面などでは床面積に算入されていても、不動産登記法上床面積に算入されないものに、玄関ポーチ、ベランダ、出窓、吹き抜け、屋外階段などがあります。
 ご質問の件ですが、出窓が床面より高い位置にあつたか、高さが1.5m未満であったのではないかと思われます。併用車庫部分は、構造上一体で車庫として利用されていても、車庫部分を囲んでいる壁が二方向しかないような場合には、外気分断性に欠け不動産登記法上床面積には算入しない取り扱いになつています。
 不動産登記法上の床面積の定め方の例として、こちらをご覧ください。


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