建物を新築する場合の土地の境界について

Q 父からもらった土地に家を建てようと思いますが、隣接地との境界がはっきりしません。どうしたらいいでしょうか。

A 新しく家を建てるとき、境界線がはっきりしないと建築ができない場合があります。また、家の新築に伴い、新たにブロック塀を造ったり、石垣を築いたりすることが多いので、後日のトラブルを防ぐためにも、境界の確認は是非行いたいものです。
 市町村道との境界については、その道路のある役所または役場が管理していますので、担当する課に問い合わせるか、お近くの土地家屋調査士に相談して下さい。
 道路や里道・水路以外の隣接した土地の境界については、その土地の所有者と立ち会って境界を確認する必要があります。中には、所有者が遠方にいて、立ち会えない場合もありますが、その時は所有者に誰か代わりの人に委任してもらい、その人と立ち会うこともできます。
 借地人やアパートの管理人は、普通土地の境界までは管理していませんので、この場合は、所有者に確認された方がいいでしょう。なお、隣の土地の所有者が誰か分からない場合は、法務局で、手数料を払って登記簿を調べることができます。


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