土地の実際の面積が、登記簿に記載されている面積と違っているのですが

Q 先日、家を建て替えるために敷地を測量したところ、登記簿に記載されている面積より約30u広いことが分かりました。登記簿の面積を実測面積に訂正したいのですが、どうすればよいでしょうか。

A 質問のようなケースは、地籍調査等が済んでいない地域では、よく見受けられます。登記簿の面積と実測面積に違いが生じる理由は、地籍調査等の済んでいない地域のほとんどは、明治時代に測量された結果をもとに、登記簿に地積として記載されているからです。
 当時と現代の測量では、機器や技術に雲泥の差があります。現代の測量は、GPSや光波距離計という非常に精度の高い機器が使われています。
 このような機器や技術の差が、今日、面積の差という形で表れているのです。当然、質問のケースとは反対に、登記簿の面積より実測面積の方が狭くなることもあります。
 登記簿の面積を実測面積に書き換えたい場合は、法務局に対して「土地地積更正登記」の申請をします。
 まず隣接する土地の所有者と立ち会って、境界を確定し、もし、隣接地に道路や水路などの公共用地がある場合は、その管理者と立ち会って境界を確定します。
 すべての境界が確定したら、土地面積を測量して、土地地積更正登記申請をします。


閉じる